DHCPとhttpとftp
DHCPとは、ネットワーク上のパソコンやプリンターなどに、IPアドレスを自動的に割り振るためのプロトコルです。
通常は主に社内ネットワーク(LANローカルエリアネットワーク)内でルーターやファイルサーバーなどで使用されています。
IPアドレスを自動で割り振るとは、一定の決められた数字の範囲内で、職場などにあるネットワーク(LAN)に接続されたパソコンやプリンターなどの機器に、それぞれを判別するために必要な番号を自動的につけてファイルやデータをやり取りするとき間違いなく処理できるように調整する通信プロトコルです。ファイルやプリンターを共有して利用するために便利です。
このIPアドレスは、固定番号(いつも同じ番号)をつけることもできますが、通常は自動割り当てですのでパソコンなどを再起動すると番号が自動的に変わります。
ちなみに、ルーターの機能には、他にインターネットへ接続するための機能も併せ持っています。
httpは、インターネットのURLの最初に現れる文字です。
インターネット上にあるファイルをサーバーからダウンロードするという意味になります。
html形式で作成された文書ファイルや画像、動画などのファイルをパソコンなどにダウンロードさせるという意味になります。
ウェブサイトを閲覧している間は、どのサイトへ移動しても、どのページであっても、URLの頭には、このhttpという文字が付いています。
ftpは、httpとは逆に作成したファイルをインターネット上にアップロードさせることを指します。自分で作成したhtmlファイルをサーバーに転送することをアップロードまたは、ftpと呼びます。写真や動画をツイッターやファイスブックやブログなどソーシャルネットワークにアップロードすることも同じftpとなります。
DHCP、http、ftpのうちルーターのDHCP機能とルータのインターネット接続機能の2つの機能は、日商PC検定2級によく出題されています。
http、ftpは日商PC検定3級レベルでも出題されますので必ず理解しておいてください。