フォルダは、ファイルと同じように、名前を変更したり、設置場所を移動したり、ショートカットも作成できます。また、コピーを作成することもできます。コピーを作成するとその時点でフォルダ内に入っているファイルなど下層のものはすべてコピーされます。
さて、フォルダの階層ですが、ファイルを整理していくには、時には、階層という概念で整理していかないと探しにくくなることがあります。
パソコン教室の生徒さんの作成した個々のファイルの管理という作業を考えてみましょう。生徒さんは、男女別に多数おられるので、毎回、授業では、自分のフォルダから前回の続きのファイルを呼び出すという形で授業を進めていきます。
このファイルの整理のためにパソコン教室では、フォルダを階層順に整理しています。
まず最初は、「受付」フォルダ>>次に「男性」、「女性」の2つのフォルダ>>次に「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」とフォルダが分かれます。>>次に「あ行」では「あ」「い」「う」「え」「お」と細かく分かれ>>最後に「個人名」のフォルダに行き着きます。
この間5階層にもなります。
通常、フォルダの管理には、5階層までにまとめるのがよいとされています。これ以上になると複雑すぎて毎回ファイルを呼び出すのがめんどうになります(^_-)-☆
階層が深すぎて毎回よく使用するファイルが呼び出しにくい場合には、フォルダの階層を工夫して階層を変えるか、次回に説明するショートカット機能を活用するのがよいでしょう。
フォルダ階層のイメージ

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