BIOS(バイオス)

BIOSとは、(ベーシック・インプット・アウトプット・システム)の略で通称「バイオス」と呼びます。ウィンドウズのようなOSとは、違って、パソコンの周辺機器やハードウェアを制御しOSの起動(ブート)を助けるソフトウェアのことです
BIOSの例BIOSは、機械そのものを制御しているといえます。
右図は、BIOSの画面の一例です。このように、昔のコンピュータのような名称や機能のリストと設定数値が示されるだけの単純な仕様が大半です。
実務では、BOOT(ブート)の設定をする機会があります。パソコンをリカバリーする際に、CD-ROMなどから設定情報を読み取る場合、起動する順番を、ハードディスクからCD-ROMに変更する必要があります。このような場合によく利用されます。Windowsのパソコンでは、通常は、ハードディスクのCドライブなどにWindowsがインストールされています。このため、起動と同時にCドライブのファイルを先に読み込むようにBIOSに設定しておけば、電源を入れるとWindowsが自動的に立ち上がっていきます。しかし、リカバリー用のディスクがDVDやCDの場合は、Windowsのファイルより先にリカバリー用のファイルを読み込んでもらう必要があります。そうしないとリカバリー用ディスクを入れても先にWindowsが立ち上がってしまうからです。Windowsの不具合を修正するためにリカバリーをするのが目的なのに不具合のWindowsが起動していては困ります。このため、BIOSの設定情報を切り替えて、ハードディスクより先にCD、DVDドライブのファイルを先に読み込むようにブート(起動)設定を変更します。
また、BIOSは、ハードディスクのパーティーションといって、ドライブの範囲を変更したリするときに利用されます。CドライブだけだったハードディスクをEドライブを追加して2つに分割したり、これらの容量配分を変更することもBIOSでの設定です。
さて、OSは、ハードディスクに保存されていますが、BIOSはフレッシュメモリに保存されています。このフラッシュメモリは、電源を切っても記憶内容が消えません。常に上書きした設定内容が優先されていきます。反面、パソコン用のメモリ(DRAM)は、電源を切ると記憶内容が消えます。不要な情報を残さず、高速に計算するためです。
ちなみに、最近人気のスマートフォンは、フラッシュメモリを使用しています。

「日商PC検定 試験に出るポイントのまとめ」
2級の問題に一部出題されていますが、内容が難しいのでBIOSというものがあり、機械の基本設定を、制御をしているところだと思っておきましょう。

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