IT時代の仕事術では、デジタル文書の正当性を証明しなければならない場合があります。受け取った文書が、全く改ざんされていない正当なものでないと業務が成り立たないような重要な文書もあります。昔わが国では、お殿様からの命令文には、花押と呼ばれるデザイン文字(欧米のサインのようなもの)が、署名以外に記されていました。この文書を遠方の部下に伝え命令を下していた訳です。もしこの文章が偽物なら大変なことになります。それを見分けるために花押が代使用されていました。現代のようなデジタル文書の時代でも重要文書の正しさを証明してもらわないととても困るような文書が業務によっては、でてきます。
そこで、デジタル証明という方法で他の第三者に認証してもらうことで文章の正しさを証明する仕組みが取られるようになりました。
WORDなどでデジタル証明を利用するには、先にデジタル証明を取得してから、名前を付けて保存から設定していきます。
なお。WORDなどで作成された文書は、データの保存という立場で見ると長期の保存には、適していません。なぜならオフィスのバージョンが変更されるからです。新しいバージョンで読み込んだファイルが、依然と同じレイアウトになることが保障されていないので文書の長期保存には、少し不都合があるようです。そこで、e-文書法などでは、PDFファイルの使用を推奨しています。

「日商PC検定 試験に出るポイントのまとめ」
デジタル証明は、保存文書の正当性を証明する電子的な仕組み。

デジタル署名

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