EXCEL2016複合参照と絶対参照

EXCEL2016、2013、2010では、どのバージョンでも簡単に複合参照が利用できます。
この例題では、
基本料金は常に必要なので絶対参照を設定します。
ホテルのランクが上がると料金が加算されるので、8行目を固定して複合参照します。
食事のランクが上がると料金が加算されるので、C列を固定して複合参照します。
これでオートフィルするだけであっという間にすべての計算が完了します。
また、オートフィルするとそのままでは、罫線の情報までコピーされて外枠太線が消えてしまいます。このためこのような場合は、オートフィルのオプションボタンから書式なしコピー(デザインは、コピーしないという意味)を選択すると太線が消えません。

サービス業などでよくみられる行列2つの方向へ加算が増加していく表では、複合参照($)記号を1か所だけ入れる、行固定、列固定という方法が便利です。ファンクションキーのF4キーを押す回数によって($)の位置が変化します。
動画は、EXCEL2016ですが、2013、2010でも同じ方法で利用できます。
日商PC検定データ活用2級を受験する方は、慣れておいた方が良いスキルです。
この例のような問題が出題されることはありませんが、複合参照や絶対参照を利用しないと
データ処理に時間を取られてしまいます。
試験時間や見直し時間が気になる本番の日商PC検定試験では、素早く処理できるスキルをもっていることは強い味方となります。
また、オートフィルしたためにうっかり罫線を変更してしますと減点になりますので、
書式なしコピーの技にも慣れておいた方が良いでしょう。
日商PC検定データ活用の試験では、作業時間を早くすることが合格へのコツになりますのでよく学習を繰り返してスキルを磨きましょう!

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絶対参照による構成比の出し方
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