データ活用3級サンプル問題の解き方解説 その2
さて、前回紹介しました問題文の
読み取り方です。
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あなたの所属する課では、月毎の売上状況を把握するために
「販売管理表.xls」というファイルを作成して共有しており、
上司より10 月分の集計をするよう指示を受けました。
以下の各指示に従い、10 月分の販売状況に関する資料を作成しなさい。
なお、作成にあたっては、マイドキュメント内の日商PC検定フォルダの
「販売管理表.xls」、「商品単価表.xls」、「実績集計表.xls」の
3つのファイルを使用しなさい。
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この問題では、「販売管理表.xls」、「商品単価表.xls」、「実績集計表.xls」の
3つのファイルを開いて作業することになります。
3つとも開きます。
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最終的に保存する場合もこの場所(日商PC検定フォルダ)になります。
データ活用3級の実際の試験問題は、ファイルが1つだけで、シートが複数に分かれています。
このサンプル問題のようにファイルが分かれているのは、2級からです。
ですから、以下の様な苦労は、2級の試験を受験する人の問題なのですが
仕事の現場でも必要なスキルなので以下に解説しておきます。
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ファイルを3つ開いた後、ファイルを切り替えて操作する必要がありますが、
パソコンの設定によってタスクバー(デスクトップの一番下の部分で開いているウィンドウ(ファイル)を示す)の表示が違う場合があります。
ここでは、3つのEXCELファイルがバラバラにタスクバーに表示されていればわかりやすいのですが
タスクバーの設定によっては、1つしか表示されずマウスをその上に持っていかないと他のファイルを選択できない場合もあります。3つのファイルがグループ化されて結合した状態に表示される設定です。
実は、この設定が標準のパソコンがほとんどのようです。
また、タスクバーにいろいろ入れてあるとファイルの表示が狭くなってアイコンがわかりづらい場合もあります。
ファイルの切り替え操作をぜひこの機会に慣れておいてください。
試験会場のパソコンは、あなたのパソコンとは、設定が同じとはかぎりませんので!
普段からいろいろな方法で設定の変更を試してみて、自分の一番操作が慣れた方法で試験を受けられるように準備する事が重要です。この準備がないと、検定試験当日に焦ってしまって頭が混乱し問題文に集中できないということになれば大変です。
たまに、この件で「ウィンドウの整列機能を使用してよいでしょうか」というご質問を頂きますが
ウィンドウを並べて使用すると1つのウィンドウが小さすぎてとても試験問題を解けるようなスペースが確保できませんので
ウィンドウの整列機能ではなく、個々のウィンドウをなるべく大きく使用するほうが良いと思います。
お金と時間を節約できる
日商PC検定合格道場
主任講師 八田 仁